辻本智美 モーツァルト ピアノソナタ全曲演奏会<全6回>
18世紀に迷い込んだように温かい
隠れ家のような空間で音楽の喜びを分かち合いたい…
国内外で活躍中のヨーロッパのエスプリ薫るピアニスト 辻本智美
待望のモーツァルト ピアノソナタ全曲シリーズが遂に始動!!
辻本智美 モーツァルト ピアノソナタ全曲演奏会<全6回>
【第1回】6月1日(日)14:00開演(13:30開場)
松明堂音楽ホール
(西武新宿線「新所沢」東口 直進徒歩2分)
全席自由 2,500円/ 2公演セット券 4,500円(11/30公演とのセット券)
●第1回
ソナタ第1番 ハ長調 KV.279
ソナタ第2番 へ長調 KV.280
ソナタ第4番 変ホ長調 KV.282
ソナタ第3番 変ロ長調 KV.281
【4月9日(水)午前10時より販売開始!!】
● お申し込み・お問い合せ ●
ビーフラット・ミュージックプロデュース
03-6908-8977
https://www.bflat-mp.com/bflat-mp
後援: 東京藝術大学音楽学部同声会
●シリーズに寄せて●
松明堂音楽ホールを訪れるたびに、アウグスブルグやザルツブルグのモーツァルトハウス…当時の使用楽器が展示された空間が心に浮かびます。モーツァルトのピアノ作品は、このホールの持つ素敵な特徴ととても相性が良いと思っています。
18曲のソナタを6つのプログラムに構成しました。おおむね時代順ですが、調性のつながりに工夫がしてあります。また短調の作品、変奏曲形式の作品等を効果的に挟むことで、全体にメリハリが付くよう心がけました。
ヴィルトゥオジティを如何なく発揮する華やかな協奏曲や二重奏ソナタや変奏曲に対し、ピアノソナタではその厳選された必要最小限の音符からも、交響曲やオペラと同じスケールの宇宙が生まれているのを感じます。そこには、詩や俳句や短歌と同じ本質があるように思います。
辻本智美(つじもと・ともみ)
川崎市出身、東京芸術大学大学院修了。在学中より国内および欧米各地にてオーケストラとの協演、リサイタル、室内楽、放送、録音、レクチャーコンサートなど、幅広く活動。95年米国コロラド州アスペン音楽祭にてE.ナカミチ・コンチェルトコンペティション優勝、R.スパーノ氏指揮アスペン・コンサート・オーケストラと協演、音楽監督(当時)L.フォスター氏らに絶賛される。97年パリで行われたFrench Piano Institute(米)主催第五回フランス・ピアノ・インターナショナルフェスティヴァルにて最高位並びにフランス音楽最優秀演奏賞を受賞、ワシントンDCの在米フランス大使館に招かれリサイタルを開催。セシル・ウセー氏と出会い、以後長きにわたり南仏にて薫陶を受ける。01年エピナール国際ピアノコンクール第3位。04年度文化庁派遣芸術家海外研修員としてミュンヘンのK.シルデ氏のもとに留学、モーツァルトを重点的に学ぶ。東京にて06年、公益財団法人朝日新聞文化財団の助成を得てリサイタルを開催。07年にはラヴェル没後70年記念・ピアノ作品全曲リサイタルを開催、各誌で好評を得る。09年より「辻本智美presents・未就学児入場可!昼公演同日開催シリーズ」を開始、11年夏に4回目を開催。通常のリサイタル(夜公演)の縮小版である昼公演は、様々な事情で通常のコンサートに足を運びづらい方々にも本格的なリサイタルを提供する新しい試みとして、教育、福祉、医療などの各方面からも絶賛されている。ウィーンフィル首席フルート奏者D.フルーリー氏との共演CD「20世紀フランス・フルート作品集(28CM-597)」が朝日新聞の推薦盤に選ばれる(01年)など、室内楽奏者としても高い評価と豊富な経験を持つ。