月別アーカイブ: 2014年6月

新しい世界!

Share Button
NCM_0654.JPG

アンサンブル音楽三昧2014「復活!音楽三昧!!露西亜!!!」
公演終了しました!

田中潤一氏(フルート)の逝去により、2010年から活動を停止していたアンサンブル音楽三昧が、新しく菊地香苗氏をメンバーに迎え、活動を復活させました。
B-flatは、この公演をマネージメントさせていただきましたが、演奏者から結成当初の話や、面白いコンサートをしたお話など、いろいろお聞きして感じたこと。

本当の意味で、音楽を楽しむ人達。

と言うことです。
音楽は追求すればするほど奥が深くて、底なし沼のようなものです。
ましてや、作曲者がどんなことを考えていたのかなど、精神論までに至ってしまいます。
そんな風にいつもいつも考えながら演奏していては、呼吸をすることもできなくなってしまいそうです。
しかし、彼らの音楽はとても生き生きとして、音符の一つ一つに羽が生えている漫画のように楽しげで、会場内もとても温かな空気に満ちていました。
メンバーがそれそれの世界でご活躍の方ばかりですので、演奏は勿論特級品!
さらには、オーケストラ曲をこれほどにまで面白く、またバランス良く編曲された、田崎氏に脱帽てす。

彼らの演奏を知らない方は、勿体ない!!
と、心から思いました。
まだまだ、知らない音楽の世界があるはずです。
もっと、世界を広げてみてください!
2015年6月にもまた、東京オペラシティリサイタルでのコンサートをマネージメントをうちでさせていただきます!

美味しく嬉しく

Share Button

このところ横浜でのお仕事をいただくことが増えています。

先日は、神奈川県立音楽堂でプロ・オーケストラ公演をお手伝いさせていただきました。
世界の演奏家から「東洋一の響き」と絶賛された歴史ある音楽堂は、この秋に開館60周年を迎えるとか。
モダニズム建築の旗手・前川國男さんの設計で、「日本の近代建築20選」にも選ばれています。
NCM_0656NCM_0655
この日のプログラムは、シューマンの「ピアノ協奏曲」などエレガントな構成で、ご来場のお客様もゆったりと楽しんでいらしたのが印象的でした。

さて、コンサートが開演し、ロビー周辺も落ち着いた時間帯のこと。
なんと主催者様が、弊社スタッフ全員にお弁当とお茶をご用意くださっていました。
それが舞台業界で評判の「金兵衛」さんのお弁当!
鮭に鶏肉に野菜に卵・・・バラエティ豊かなおかずがたっぷりで、美味しく嬉しくいただきました。
お弁当
平日夜のコンサート業務が終わるのはたいてい22時をまわるため、夕食を食べ損なうこともしばしば。
ホールへ入る前に各自軽食をとるなど工夫はしますが、時にはオナカの虫が騒ぎ出すことも。
いわば「外注スタッフ」である私たちの食事まで気遣ってくださる主催者様に感謝しながら、スタッフ全員、ホール撤収までパワー全開で活動できました。ありがとうございます。

Staff: K

想いを馳せて…

Share Button
NCM_0649.JPG NCM_0652.JPG

NCM_0648.JPG

NCM_0648.JPG

 

B-flatではいろいろな会場で公演の受付業務を行なっていますので、様々な会場をご紹介していこうと思います。
写真は、みなとみらい線「日本大通り駅」下車徒歩1分の「横浜開港記念館」です。

横浜の横浜開港記念館には「講堂」と呼ばれるホールがあります。
通常は閉じられていて、中を見学する事は出来ないのですが(年数回の公開日あり)、館に入ると正面にはどっしりとした木の大扉があり、そこを開けると正面に美しいフォルムのステージが見えます。

この開港記念館の竣工は大正6年。
関東大震災や、米軍による接収があり、数回の修復の後現在の状態となっているそうです。
当初の写真を見ましたが、修復されたらしい二階部分とステージの上部こそ変わっていましたが、一階席の柱は当時のままのようですし、建物全体が手入れされていて、中はヒンヤリとしてとても落ち着いた佇まいです。
この講堂かオープンした当時、ここでどんなコンサートが開かれていたのか…。
ちょっと調べて見たところ、横浜フィルハーモニーや、横浜音楽院などのコンサートが行われていたらしい。
また、横浜では明治末期から大正にかけて、企業主体の従業員慰安会と言う形で演奏会がかなり行われたそうです。
良い時代ですね。
当時のお客さんがどんな服装で、どうやって会場まで来ていたのか、想像するだけでかなり楽しめます。
因みに、オープン時は会館内に展示物がたくさんあったらしく、町民も気軽に来ていたようですが…
「ござの上を必ず歩いてください。下駄のまま直接床を歩いては困ります」
と言う注意書きが張り出されていたそうです。